「きっかけ」を大切にするコンサルティング

先日、同年代でいつも刺激をいただいている経営者のセミナーに参加しました。
定員は100名。会場は立ち見が出るほどの満員で、その熱気に圧倒されました。
私自身もこれまで自主開催や他社主催で数多くのセミナーに登壇してきましたが、100人規模を集客することは容易ではありません。まさに、日頃の信頼と努力の積み重ねの成果だと感じました。


「きっかけ」という言葉の力

そのセミナーを聴いていて、私の中で改めて考えさせられた言葉があります。
それが「きっかけ」という言葉です。

実は、私も経営支援の現場でよくこんな質問をします。

「●●さんが、そういう風に思った“きっかけ”は何ですか?」

一見、何気ない質問のようですが、実はこの質問には大きな意味があります。
経営者にとって、“きっかけ”を振り返ることは、単なる出来事を思い出すことではなく、自分の価値観・信念・自己認識を見つめ直す行為だからです。


行動を変えるだけでなく、信念を書き換える支援を

コンサルティングという仕事は、経営者に行動の提案をするだけでは終わりません。
「やり方」を教える人は多くいますが、「あり方」にまで踏み込める人は少ないと感じています。

本質的な経営支援とは、クライアントの中にある思考の前提そのものを揺さぶり、書き換えること
そのために、私はいつも「きっかけ」という言葉を大切にしています。


弊所の想い

弊所では、単なる数字改善や経営指標の向上だけでなく、
クライアントの価値観・信念・自己認識にまで寄り添い、
「経営者自身が変わるコンサルティング」を目指しています。

経営を変える第一歩は、「考え方が変わるきっかけ」から。
その一言、その問いかけが、人生をも変える力を持っていると信じています。

関連記事

  1. “顧客満足度”について、考えを改めました。
  2. 業務改善は何から始めればいいのか?
  3. 【セミナーレポート】協働ロボット導入で現場のボトルネックを解消す…
  4. 中小企業庁「経営自己診断システム」のご紹介
  5. 人財教育こそ、組織を強くする要
  6. 【時間戦略としてのランチェスター】社長の実践力は“時間の使い方”…
  7. 販売計画の前提は「広告」
  8. 「●●といえば××」の力──朝のZIPを見ながら感じたブランディ…

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

CAPTCHA


PAGE TOP