現場で気づいた「動線」と「導線」の重要性

昨日、久しぶりに関与先のお土産屋さんを訪ねました。
お店の前には最近、新しい店舗がオープンしており、多くのお客さんが訪れていました。しかし関与先の店舗には、なかなかその流れを引き込めていない、という悩みを聞きました。

見込客は「どこを通るか」「どう導くか」

そこで私がアドバイスしたのは、「動線」と「導線」の設計です。

  • 動線とは:お客様が実際にどう動くか。どこから来て、どのように店の前を通り、どこへ向かうのか。
  • 導線とは:その動きに対して、どうやって自社のお店に引き込み、商品購入へと導くか。

つまり「動く線」と「導く線」、この二つの「ドウセン」をどうデザインするかが鍵となります。

具体的には、観光地でありインバウンド客が多いエリアですので、外国人観光客が思わず足を止めるような「ギャップ」や「驚き」を演出できる掲示物を設置することを提案しました。単なる看板ではなく、思わずスマホで写真を撮りたくなるような仕掛けが効果的です。

経営支援に必要なのは「現場に行くこと」

弊所では、販売計画の策定や提案をするだけでなく、現場での実行支援を大切にしています。なぜなら、実際に売上をつくるのは「現場」だからです。

私は、経営支援を行う者にとって「現場に行くこと」は、まさに聖地巡礼に匹敵するほど重要だと考えています。現場を訪れた数、そこで具体的に支援した数は、必ず経営支援者の実力に比例します。現場は経営者の写し鏡であり、その空気感や細かな課題は机上では決してわかりません。

最後に

もし「自分の店舗でも現場で具体的なアドバイスが欲しい」と思われる方がいらっしゃいましたら、ぜひご相談ください。
机上の空論ではなく、現場で成果を出すための導線設計を共に考えていきましょう。

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