～最低賃金の見直しと“安心して働ける職場”づくり～

こんにちは、後藤です。
今回は「賃金」についてのお話です。

コロナ禍やウクライナ戦争の影響を受け、私たちの生活に欠かせないモノやサービスの価格が軒並み上昇しています。そうした中、自社の商品やサービスの値上げを検討・実施している企業も多いのではないでしょうか。

ですが、その一方で働く人の賃金について、見直しは進んでいるでしょうか？

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物価は上がるのに、賃金は据え置き？

「原価が上がっているから販売価格も上げざるを得ない」
これは経営判断として当然のことです。

しかし、それと同じように、従業員の生活コストも上がっているという事実を忘れてはいけません。

国も「賃上げ促進税制」などを通じて、企業の賃上げを後押ししています。
けれども、特に地方の中小企業では、思ったように賃上げが進んでいないのが現状です。
中には「とりあえず最低賃金で…」という方針の企業も多く見受けられます。

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最低賃金、“気づかぬ違反”の落とし穴

この「最低賃金」ですが、毎年少しずつ引き上げられています。
都市部ではすでに時給1,100円台に達している地域もあります。

問題は、「去年と同じ金額で設定していたら、知らぬ間に最低賃金を下回っていた」というケース。
実際に、最低賃金違反で是正指導を受けた企業も少なくありません。

最低賃金を下回るとどうなるのか？

• 未払い賃金の支払い命令
• 労働基準監督署からの是正勧告
• 場合によっては企業名の公表

…と、経営上のリスクも大きくなります。

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「うちは大丈夫」ではなく、今すぐチェックを

「うちはそんなに人を雇っていないから」
「パートだから影響は少ないだろう」
という声もありますが、最低賃金はすべての労働者に適用されるルールです。

従業員が安心して働き続けられる環境を整えることは、離職防止にもつながり、結果として会社の生産性や業績にも好影響を与えます。

まずは、次のステップから始めてみてください：

1. 自社の給与設定が現在の最低賃金を満たしているか確認する
2. 年に一度は賃金テーブルを見直す機会を設ける
3. 余裕があれば、早期の賃上げを検討する

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まとめ：

価格の見直しと同じくらい、賃金の見直しも経営の大事な仕事です。
そして何より、従業員の生活を守り、「この会社で長く働きたい」と思ってもらえることが、持続可能な企業づくりの第一歩です。

「最低賃金、最近チェックしてないな…」という方は、ぜひこの機会に見直してみてはいかがでしょうか？

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