セキュリティ管理の基本は“誤送信しない”仕組みづくり

今日は所属している団体でセキュリティ研修を受講しました。
その中で改めて考えさせられたのが「メールの誤送信」についてです。
皆さんは、メールを間違えて送ってしまった経験はありませんか?
私は今まで自分自身では何とか防げているものの、かつて関与していた組織やお客様の中で、実際に誤送信が起きてしまった現場を何度も目にしてきました。
研修で印象に残った言葉は、
「メールの誤送信は、してしまったら“謝る”しかない!」
という厳しい現実でした。
一度送ってしまったメールは、基本的に回収できません。できるのは、相手に削除を依頼したり、直接訪問して対応をお願いするくらいです。ときには、それでも情報漏洩のリスクをゼロにはできません。
特に私たちのような税理士事務所では、顧問先の機密情報を多数扱っています。
一度のミスが、信用問題に直結するため、日々細心の注意が求められます。
私自身が実践しているのは、例えば以下のようなことです:
- 送信前に宛先・添付ファイルの指差し確認
- BCCとCCの使い分けの徹底
- 機密情報にはパスワード付きファイルを利用
- 怪しいメールは即削除し、クリックしない
- 添付ではなく、安全なクラウド経由でのファイル共有も検討
そして、どれだけ注意しても「ミスはゼロにはならない」という前提に立ち、
仕組みでリスクを減らす姿勢が重要だと感じています。
私たちの業界に限らず、メールは仕事に欠かせないツールです。
だからこそ、「便利さ」と「リスク管理」は常にセットで考える必要があります。
改めて、自分のメールの送り方を見直すきっかけにしていただけたら幸いです。
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