整理は利益改善の第一歩

弊所では「納品スピードの向上こそが利益改善に直結する」との信念のもと、日々の業務改善に取り組んでいます。その中核にあるのが、「整理・整頓」そして「絞り込み」、「マニュアル化による脱属人化」、「経営計画によるマネジメント」です。
今回はその中でも、最も基本でありながら最も効果的な「整理」について考えてみたいと思います。
整理・整頓とは何か?
まず、整理・整頓の定義をシンプルに確認しましょう。
- 整理:要るモノと要らないモノを区別し、要らないモノを捨てること
- 整頓:要るモノに指定席を作ること
つまり、「何を残すか」と「どこに置くか」を決めるのが整理・整頓の本質です。
では、どちらがより重要でしょうか?
弊所では、「整理が9割」と位置づけています。整頓は、整理ができて初めて意味を持ちます。要らないモノを抱えたままいくら整えても、本質的な改善にはつながりません。
整理とは「片付け」である
整理は難しいことではありません。むしろ、とても小さな行動の積み重ねです。
例えば、床に落ちたゴミを拾って捨てる。この行為も立派な整理=「方付け」です。机の上に不要な書類があれば、それを捨てるかファイルする。これも方付け。
大きなものから片付ける必要はありません。「今、ここにある、1つのモノ」と向き合うことが、意識を変えるきっかけになるのです。
整理がもたらす3つの効果
- スペースが生まれる
物理的な空間が広がることで、作業効率が上がります。 - 心に余裕ができる
散らかった状態は脳に負荷を与えます。整理された空間は、気持ちにも余白を生み出します。 - 業務の停滞が減る
必要なモノがすぐ見つかるようになり、「探す時間」「迷う時間」が削減されます。
行き詰まったら、まずは「整理」
仕事に行き詰まったとき、モヤモヤするとき、まずは身の回りを「整理」してみてください。
物を捨てる。机を拭く。棚を整える。たったそれだけで、気持ちが軽くなり、再び前に進む力が湧いてくるはずです。
納品スピードを上げるための第一歩は、「整理」。
私たちはそう信じ、日々実践を重ねています。皆さんもぜひ、今日一つ、身近な「要らないモノ」を捨てるところから始めてみてください。
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