遠くへ行って、持ち帰れ

12月から始まった長い繁忙期も、いよいよ6月末で一区切り。税理士業界では、ほっと一息つけるこの時期が近づいています。こういう時こそ、次の成長の種をまく絶好のタイミングです。
その第一歩として、私は「旅」をおすすめします。
非日常に身を置くことの効用
旅は単なる気分転換にとどまりません。見慣れた景色を離れ、日常から切り離された場所に身を置くことで、創造性が刺激され、新たな視点が生まれます。これまで当たり前だと思っていたやり方を見直すチャンスが、旅先には転がっているのです。
戦略を練り直すのもいい。地元では見かけないようなユニークなビジネスモデルやサービスを見つけて、「これを地元に応用できないか?」と考えるのも実に有意義です。距離が遠ければ遠いほど、そのギャップがインスピレーションを呼び起こします。
両利きの経営と旅の親和性
数年前に話題となった『両利きの経営』では、「知の探索」と「知の深化」の両立が持続的成長の鍵であると説かれていました。まさにこの「知の探索」こそ、旅によって得られる最大の恩恵です。
自分の専門性を深める(深化)だけでなく、新しい業種・文化・商習慣に触れ、自らの引き出しを増やす(探索)こと。その両方を実現できるのが、旅なのです。
私にとっての旅
私は旅が趣味です。今、税理士として充実した仕事ができているのも、2011年ごろに世界を旅した経験が大きく影響していると感じています。
インドの混沌、ネパールの素朴さ、。それらを肌で感じ、視野が広がったことで、「自分も何か社会に役立つ仕事をしたい」と思うようになりました。
だから今でも、旅の予定を立てるとワクワクします。
おわりに - 遠くへ行って、持ち帰れ
旅は自分の中の「常識」を壊し、新たな視点とアイデアを与えてくれます。そして、それは必ず仕事に還元されます。
繁忙期が明けた今こそ、思い切って遠くへ出かけてみてはいかがでしょうか?
遠くへ行って、何かを持ち帰る――
それが、次のあなたの「武器」になるかもしれません。
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