【学び散らしに注意】高額講座の価値を“実践”で証明する

先日、かつて同じ高額講座を受けた税理士仲間と久しぶりに飲みに行きました。5年ほど前に受けたその講座は、税理士であっても「経営コンサルティングができるようになる」ことを目的とした内容で、私にとっては初めての高額講座。当時の価格は税込みで165万円。勤務税理士として、給与もまだ少なかった私にとっては、まさに清水の舞台から飛び降りる覚悟での投資でした。
ですが、そのとき学んだことは、今の実務でも確実に活かされています。売上アップ支援、利益改善の源にあるヒアリング技術…すべてのベースは、あの講座での学びにあると感じています。
税理士が集まると話題になる「どんな講座、受けてる?」
税理士が複数人集まると、だいたいこんな話になります。
- 「今、どんな講座受けてる?」
- 「あの講座、どうだった?」
- 「最近何を学んでる?」
税理士は勉強好きが多い職業なので、こうした話題は大歓迎なのですが、最近ふと思うことがあります。
学び散らしに要注意
それは、「学んで終わっている人」が意外と多いということです。
講座を受けただけで満足し、実践せずに終わってしまう。中には、高額講座を片っ端から受講して「学び散らし」状態になっている人もいます。
確かに、学びの場に身を置くだけで意識が高まったような気になります。ですが、学びはアウトプットして初めて「実力」になります。学びっぱなしは「自己満足」でしかありません。
情報過多の時代だからこそ、「絞る勇気」を
今は情報があふれた時代です。「情報=仕入」と称して、さまざまな講座や商材に手を出している人もいます。でも私は思います。
「量ではなく、質。そして“絞る”ことが何より大切」
むしろ学びを“減らす”ことが重要です。1つのスキルを徹底的にマスターし、それを武器にしてから、次のステージへ進めばいい。そうすれば、学びが“点”ではなく“線”となって、確実に成果を生み出していきます。
最後に
私は今でも、5年前に飛び込んだ高額講座の内容を、実務の中で繰り返し活用しています。なぜなら「学びっぱなし」では終わらせなかったからです。
あなたはどうでしょうか?
学びを“自己投資”で終わらせず、“自己変革”にまでつなげていけているでしょうか?
これからの時代、本当に差がつくのは「学んだか」ではなく「実践したか」だと、改めて感じた夜でした。
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