読まれているのに売れない広告とは? ~広告の良し悪しを見極める基準~

先日、ある経営者の方からこんな相談を受けました。
「広告を出していて、よく読まれているのはわかるんです。でも、売れないんです。」
このご相談、とてもよくあります。確かに広告の反応はある。アクセスもある。クリックもされている。にもかかわらず、購入や申込といった“最終的な成果”につながっていないというパターンです。
今日は、このような状況に対してどう向き合うべきかを整理してみたいと思います。
■ 広告の良し悪しは「売れているか」で判断する
広告の世界で最も重要な評価基準は、**「実際に売れているかどうか」**です。
読まれている、クリックされている、滞在時間が長い――。こうした数値はすべて途中経過にすぎません。最終的に「売れたか」「申し込みにつながったか」がなければ、広告は目的を果たしていないことになります。
これは厳しいようですが、非常に大切な視点です。
■ どこかが悪いから売れない
「読まれているのに売れない」というのは、むしろチャンスでもあります。なぜなら、“注目”は得られているのです。では、なぜ売れないのか?
考えられる要因は以下のようなものです。
- キャッチコピーがズレている(期待と中身が一致しない)
- 読み進めた先のオファーが魅力的でない
- 購入・申込の導線がわかりにくい
- 価格設定が適切でない
- 読者の「悩みの深さ」に届いていない
広告は、どこか一つでもズレていると、簡単に“売れない広告”になります。だからこそ、テストと改善が欠かせません。
■ 弊所も改善を重ねています
実は弊所でも、セミナー開催の際にはFAX-DMやチラシを作成し、日々改善を繰り返しています。
たとえばFAX-DMを送ると、「見たよ」「気になってた」と声をかけてくださる方は大勢います。ですが、私たちが最も重視しているのは、その広告が実際に集客につながり、売上になっているかどうかです。
つまり、「見た」と言われることと、「売れた」ことは全く別物なのです。
セミナーの広告も同様で、「何人集客できたか」ではなく、「その後、何人が申込みにつながったか」が、広告の成果を判断する一番の基準になります。
■ 最悪の広告とは?
広告において最も悪いのは、「気づかれない広告」です。
目にも留まらない。スクロールされて終わる。記憶にも残らない。
そういう広告は「読まれない=反応されない=改善点が見えない」という、非常に厄介な存在です。
だからこそ、「読まれているけど売れない」は、まだ希望があるのです。注目は集めているのですから、そこからゴールまでの導線を改善していけばよいのです。
■ まとめ
広告は出しただけで終わりではありません。
読まれていても売れないなら、広告の“どこか”がズレています。それを仮説とテストで明らかにし、一つずつ改善していく。これが広告運用の王道です。
もしあなたの広告が「読まれているのに売れない」と感じているなら、むしろそれはチャンスです。大切なのは、売れるまで諦めず改善を繰り返すことです。
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