問題特定の重要性を学んだ月次会議

今日は所属している団体の月次会議に参加しました。
今回の会議では、普段あまり扱われないテーマとして、経営相談のケーススタディが行われました。題材は「自動車部品業者が親会社との価格交渉方法に悩んでいる」というものです。

複数の専門家が参加しており、交渉方法や取引条件、契約リスクなど、様々な切り口から議論が交わされました。そんな中で私が強く感じたのは、経営相談において最も重要なのは“問題の特定”であるということです。


表面的なテーマと本当のテーマ

今回の事例では、文字上は「価格交渉」がテーマでした。しかし、実際の経営支援の現場では、ヒアリングを進める過程でテーマが変わることが珍しくありません。
むしろ「ほとんどの場合、変わる」と言っても良いでしょう。

その理由は、経営者が相談に来られる際、多くは悩みを整理しきれていないからです。最初に口にする悩みは、あくまで氷山の一角であり、深掘りすることで真の課題が見えてきます。


コンサルタントの腕の見せ所

経営相談は、聞こえてきた言葉をそのまま鵜呑みにして解決策を提示するものではありません。
ヒアリングを通じて本質的な問題をあぶり出し、経営者自身も気付いていなかった課題を特定する——ここにコンサルタントとしての真価が問われます。

今回のケーススタディは、改めてその重要性を再認識させてくれる貴重な時間となりました。

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