納品スピードを上げるには?成果が出る組織の共通点とは?

納品スピード=成果の鍵

成果を出している会社の共通点。それは「スピーディー」であることです。
ただし、「急ぐ」ことと「スピーディーである」ことはまったく異なります。

弊所では、経営支援を行う際、まずビジネスモデルを構築し、売上が最大化する方程式を設計します。その後、最短で成果に結びつけるために「納品スピードをどう上げるか?」という視点で施策を検討します。

「納品スピード」とは何か?

納品スピードとは、「作ってから売るまでの時間」のことを指します。
この時間は以下の2つに分解できます:

  • ①作る時間
  • ②流す時間

それぞれを見直すことで、納品スピードは劇的に変わります。


① 作る時間をどう短縮するか?

「作る時間」とは、単に作業時間だけでなく、
受注してから作り始めるまでの待機時間も含みます。

たとえば、税理士事務所であれば、資料を受け取ってから実際に入力作業に着手するまで、数日〜数週間放置されているケースもあります。これは改善の余地大です。

ポイントは以下のとおりです:

  • 「すぐに取り掛かれる体制」があるか?
  • 「着手待ち」の案件を可視化しているか?
  • 優先順位のつけ方にロスがないか?


② 流す時間をどう短縮するか?

「流す時間」とは、完成したものを誰に・どう届けるかという時間です。
ここで重要なのは、「誰に流すか?」という視点です。

例えば:

  • 完成品の承認フローが長くなっていないか?
  • メール/FAX/郵送/訪問などの手段は適切か?

流す時間を見直すだけで、納品全体のスピード感が大きく変わるケースは少なくありません。


「段取り」が納品スピードを左右する

①作る時間+②流す時間を意識した上で、
全体の段取りを改善すると、チーム全体のスピードが一気に上がります。

たとえば:

  • 作業手順があいまい → 標準化マニュアルの作成
  • 誰が何をやるのか不明 → タスクの見える化
  • 待ち時間が多い → バトンの受け渡しルールを明確化

弊所でも、スタッフを採用する際には、必ずこの「段取り力」を重視しています。
納品のスピードが上がれば、クライアントの満足度が上がり、結果として売上にも直結します


まとめ|納品スピードを制する者が、成果を制す

「とにかく急げ!」ではなく、
仕組みでスピードを上げることが、持続的な成果につながります。

  • 売上の方程式を描いた後に、
  • 納品スピードを改善することで、
  • 利益の最大化が実現できます。

もし、現場で「なんとなく時間がかかっているな」と感じていたら、
「作る時間」と「流す時間」に分解し、段取りから見直してみてください。

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