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導線設計の要「AIDMA理論」
こんにちは、後藤です。
今日は、私が経営支援の現場で必ず意識している**「導線設計」の本質**についてお話しします。
AIDMAとは何か?
AIDMA(アイドマ)は、消費者の購買プロセスを表すフレームワークです。以下の5段階で構成されます。
- A(Attention):注意を引く
- I(Interest):興味を持たせる
- D(Desire):欲しいと思わせる
- M(Memory):記憶させる
- A(Action):購買行動に移す
これを理解していないと、せっかくお客さまの目の前に商品があっても「買われない」状況が続いてしまいます。
最近支援した観光地の物販店の例
先日、ある観光地の物販業者さんの支援を行いました。
問題は、「見込客の動線」と「店舗への導線」が一致していないこと。
具体的には、観光客が写真を撮るスポットと店舗が物理的にも心理的にも離れており、目にも留まらない場所に商品がありました。
いくら良い商品でも、“注意(Attention)”されなければ存在していないのと同じなのです。
「アテンション」こそ、導線設計の出発点
導線設計というと、「どこに商品を置くか」「どう案内するか」といった物理的配置に目が行きがちですが、
本当に大事なのは、**「どうすればお客様の目に止まるか」**です。
つまり、「アテンションをどこでどう取るか?」が導線設計のすべての起点になるのです。
実際の改善ポイント
- 写真スポットにポップや看板を設置し、お土産の存在をまず知ってもらう(Attention)
- QRコードや「試食どうぞ」で店舗に足を運ばせる導線をつくる(Interest → Desire)
- 接客や商品説明で記憶に残す(Memory)
- 限定商品や今だけキャンペーンで購買行動を後押し(Action)
まとめ:AIDMAを動線に落とし込む
AIDMAはマーケティング理論のように思われがちですが、現場で動線設計をする際の極めて実践的な道具です。
特に「アテンション」が取れなければ、後のステップは一切始まりません。
まずは「どうやって気づいてもらうか?」から、導線を考えてみてください。
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